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Theトップ対談Part.4

原点回帰」と「改革」をテーマに掲げて会員拡張にも取り組む

日専連青年会連合会 駒形 貞洋 会 長
日本専門店会連盟    山口 哲男 理事長

 
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先月旭川で開催した全国大会の第62回日専連青年会連合会(日青連)の総会で会長に就任したばかりの駒形新会長(44歳)と日専連山口理事長との機関誌『専門店7・8月号』の対談の模様を要約して掲載させていただきました。
 駒形会長のお店は仏具店で、24歳のときに日専連旭川の青年会に入会。以来、諸先輩方の熱い指導を受けて、34歳のときに日青連に幹事として出向し、10年にわたって日青連組織の発展に尽力されてきました。その豊富な経験と思いやりのある人柄から、今後の日青連活動に大きな期待が寄せられています。


「プラスワン」を施策に研修と交流を推進

山口 新会長就任、おめでとうございます。ありきたりですが、今後の抱負についてお聞かせ願いますでしょうか。

駒形 会長就任にあたって、今の流れから大きく変わるわけではありませんが、1つは「原点回帰」、もう1つは「改革」をテーマに取り組んでまいりたいと思っています。

07-08_top 2 (2).JPG本来の日青連の目的である全国的交流や研修がおろそかになってしまいました。本年度に仙台で開催します全国青年会会議では、原点回帰として研修を重視していきます。また、青年会組織のない組合からは、オブザーバーとしての参加を募って、青年会の発足を推進していきます。

そこで、私は今期から「プラスワン」の施策をかかげて取り組んでまいります。「プラスワン」とは、各青年会にプラス1名の参加を募って、会員拡充に取り組むことをいいます。できれば2名でも3名でもお願いしたいところですが、まずはハードルを低くして取り組んでまいります。

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山口 私が青年会に参加したのは、昭和の終わりから平成の初めごろです。もはや、20数年以上も前のことになります。当時は団塊の世代が中心であったころで、日青連の会員もたくさんいまして、意見をまとめるのに苦労したことを覚えています。よく昔の時代と比較する人がいますが、昔のことにまどわされずに、現時点を見つめて行動されたらいいと思います。また、数は力ではなく、団結力が大事です。

駒形 これまでたくさんの方とお会いする機会がありました。また、フェイスブックには青年会員の約半数が登録して、いろんな部分で情報が共有できていますので、大変やりやすいですね。


垣根をなくして共に同志として活動

山口 青年会員数は減っていますが、多くの方と交流が図られて充実しているようですね。まとまりというか、団結が強まったように感じます。

日青連綱領にあります「研鑽」は、小売商業者にとっては大切なことです。研鑽を重ねて自分の実力をつけていくことが最大の資産となります。学びの中から、お客さまと呼ばれる消費者に支持されることが最大のテーマです。

また、日専連に加盟することで「こんないい情報を得ることができた」「こんなチャンスが得られた」「こんないい出会いがあった」と言われていましたが、そのあたりが若干薄まってきたきらいがあります。そのことを駒形会長が「原点回帰」ということで指摘いただいたことは、すばらしいことだと期待します。

そして、今や親会と日青連を分ける必要はないと思っています。昔の青年会は、親も元気でまだ店を守っている時代でした。しかし今は、青年会員である皆さんの多くが店を任されて先頭を走っており、今を背負って主役となっています。日専連は来年で80周年を迎えます。伝統は改革の積み重ねです。重く考えることはないのですが、縦割りではなく、一緒に日専連のために汗をかいて活動していきましょう。

駒形 青年会も高齢化が進みまして、ほぼ親は引退して経営者の立場にいます。また、青年会を卒業したら、すぐに親会の理事に入れる方は少なく、空白の期間が数年続いてしまいます。そこが悩ましいところです。
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山口 今は、世代を超えた"連帯"が必要な時代です。青年会は青年会のことだけやっていればいい時代ではなくなりました。同志には、年齢は関係ありません。同志として共に関わっていきましょうというのが、私の強い思いです。

駒形 一緒に協力してできることは積極的に参画してまいりたいと思っています。

 
 
1期2年にこだわる必要はあるのだろうか?

山口 今期からは青年会専任の職員を入れました。職員には事務作業だけを担ってもらうのではなく、青年会全体の底上げを期待し、連盟との風通しもさらによくしていきたいと期待しています。

また、常々思っていたことですが、青年会長は1期2年で交代されていますが、それにこだわることはないと思っています。せっかくうまく回りかけたころで会長が交代されるのは、組織の発展に支障をきたします。2年でやりきれないこともあると思いますし、会長が変われば一時的にブレーキがかかります。ご自分の代で、ご自身のことを決めることは大変なことと思いますが、任期についてはタブー視することなく、勇気をもって変えることも必要だと思います。

日青連の会長任期のことについて、私が口出しすることは越権行為だとお叱りを受けるかもしれませんが、私の思いとしてあえて言わせていただきました。

駒形 任期のことについては、まったく考えていませんでした。どうお答えしていいのかわかりませんが、会長職の責任はさらに重くなりますね。

山口 困らせる質問で申し訳ありません。


事業会社と青年会との関わりについて

山口 青年会の各会では、クレジット事業を行なっているところもあると思いますが、青年会と事業会社の関係についてはいかがでしょうか。

駒形 うちの鎌田理事長は事業会社の社長も兼任していますので、カード会社が陥りがちな数字だけを追いかける経営はされていませんし、組合活動にも理解をいただいております。おかげさまで、青年会、親会、事業会社の関係はとてもうまくいっています。しかし、多くのところでは事業会社と青年会の接点があまりありませんので、青年会も、事業会社のことを勉強しなくてはいけないと思っています。

山口 日専連組織を存続するうえで、その部分は重要です。また、事業会社も日専連運動により、他の信販会社からは一線を画して良く見られている面もあります。これからは、お互い理解し合って距離を縮めていくことが大事だと思います。

そして最後に、私は日専連組織の拡大を進めていきたいと考えています。組織を維持していくのではなく、拡大することにぜひ協力をお願いできますでしょうか。

駒形 中央会、法人会などの会員として重複しているメンバーも多いので、そういった団体と交流して仲間を増やしていきたいですし、研修会なども共同開催していきたいと思っています。まずは、全国青年会会議にそれぞれの団体の会長や幹部に出席いただき、日専連を理解いただくことから始めていきたいと思っています。

 
山口 今回も大変有意義な対談となりました。また、日専連の明るい展望も見えてきたような気がして、うれしく思います。今後、親会・青年会の垣根をはずして、お互い同じ目標に向けて進んでまいりましょう。本日はありがとうございました。
 
(終)