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世界最大の市場 中国義烏と上海万博 体験記
平成22年7月5日~9日の4泊5日で、「中国上海万博・義烏流通視察セミナー」に参加。その模様を主に大量の写真でご紹介したい。
義烏の概要
義烏は、上海の西南にある浙江省中部に位置しており、上海から新幹線で二時間半の距離にある。昔は貧困な農村地帯であったが、1982年に義烏県政府が商業活動に重視し「商業振興による都市建設」をスローガンに掲げ、日用雑貨の専門卸市場を創設した。
以来発展をつづけ、GDPは82年と比較すると、昨年(2009年)までで2900倍の驚きの成長を見せている。義烏市内にはいくつもの市場がつくられたが、現在は2002年につくられた一期ビル群をはじめ、二期、三期で、さらに巨大ビルが連なったこの福田市場に集約されつつある。
また、現在は四期・五棟目を建設中で、今年(2010年)の一一月完成予定。福田市場の広さは、310万平方メートルあり、東京ドーム67個分の広さ。端から端まで歩くこともままならない。真剣に見るとしたら数十日は必要であろう。世界一安くて巨大な市場には、メーカー、問屋のブースが65000社が入り、50万点の品揃え。全世界から毎日20万人ものバイヤーが買い付けに来る。
早朝5時半に起床し、6時半にホテルを出発し、上海の新幹線出発駅に直行。途中、パン屋によって朝食をゲット。まだ早いのでパンは少なかったが、早朝なのにケーキがしっかあるのはなぜだろう?
上海の新幹線駅の待合室は人がいっぱい。そして、中国は一人っ子政策をとっているので子どもがとても大事にされている。でも、一人っ子で過保護に育てられた子どもが将来の中国をになうのか・・・と思うのは私だけだろうか。
いよいよ新幹線に乗って出発。だが、新幹線の中では、携帯電話を大声で話したり、子どもがはしゃぎ回って、寝るに寝れなかった。料金は片道1600円。
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ここも人が沢山。右は駅前の風景。
義烏最大の福田市場
福田市場はとにかく巨大だ。第1期ビル群から3期ビルまで連なり、端から端まで歩くことは不可能。真剣に見るなら何十日もかかるだろう。義烏にはたくさんの市場が点在しているが、この福田市場に集約されていくことだろう。
福田市場は310万平方メートルもある。第1期から3期ビルは長い通路でつながっている。また、時計、ソックス、下着など、業種別にお店が集まっている。特に、新しい第3期ビルはキレイでショッピングセンターのようであるが、ここだけで170万平方メートルある。
また、2010年11月には第4期ビルが完成する予定。
下の写真は第1期ビル群。ここだけでも広すぎて写真に納まりきらない。
2008年にできた第3期ビル。ここだけでも170万平方メートルもある。
いよいよ、内部をご覧いただきます。撮影禁止のところ多く、必死の思いで撮ってきました。
右下の一輪挿しは50円。ビルのつなぎ目は吹き抜けの広場になっている。子どもが遊んだり、靴磨きをして稼ぐ人もいる。また、物乞いする人もいて、貧富の差に驚いた。
ガラス製品のお店。
薬莢でつくられた戦車。めずらしい。右のオブジェは2つで3000円。
くまのぬいぐるみは500円。
歩くのが大変で、ローラースケートが欲しい。
恐ろしいマスク。写っていないが、下には血まみれの腕が転がっている。
広場で靴磨きをする女性たち。
1年中クリスマスグッズを売る店。どの店の奧にパソコンがある。注文はネットで行っている。
真剣に仕事をしていると思いきや、ネットでテレビを見ていることが多い。
通路では天秤棒をかついで果物や水を売り歩いている。
仏具関連を扱うお店。
ここら辺は、絵画を扱うお店が何十件と集まっている。右下の額に入った絵は1300円
右下のような、長い長い通路が何本も通っている。長すぎて先など見えない!
左下のフルーツのテーブルクロスは28円で2000枚から購入できる。
中国古来の刀を扱うお店。右は木彫りの置物の店
昼食タイム
ここで昼食。入り口に生け簀があり好きなものを注文できる。なかなか高級そうなお店だが、ほぼ満席。
何とヘビまである。500グラム1800円とある。
ほぼ満席。我々は個室で・・・。味は日本人に合う。
ビールは、アルコールの度数が低く、昼間にのどを潤すにはいい。
下のトナカイの電飾は1800円。
クリスマス用の電飾のフラッグは100円。左下の高さ60センチくらいのアフリカ人形は1000円。
コンパクトミラーは140円。ブランド風もあってユニークな商品。
左下のオシャレな入れ物は3つで400円。
この通路一帯は、傘ばかり扱うお店が集合している。
このフロアーは、一個から売ってくれる。
下は2008年にできた第3期ビルの入り口。エレベーターもついてかなり近代的。
通路では子どもと遊ぶ光景をよく見る。左下の大きな時計は4500円から。
この通路一帯は、時計売場が集まっている。昔は偽ブランドが多くあったが、最近は表だってはになくなった。ちなみに、偽ブランドは5000円くらいから手に入るそうだ。
この絵は変わっていて、立体的になっていて水車に本物の水が流れて水車が回っている。まだ日本では見たことがない。価格は1300円。
下は第2期ビルの入り口。
第3期ビルの入り口。大きくてゴージャスだ。左はスカーフ売場。
第3期ビルはとにかく巨大でショッピングセンターのようだ。
入り口はホテルのロビーのようだ。
ここら辺はスカーフ売場が集まっている。1枚30円くらい。
ここら辺は帽子売場。140円くらい。
左下のキャップは変わっていて、つばのところに小型の扇風機が付いている。きっと日本でも流行るだろう。
左の写真は、電池式で万博で子どもがかぶっていた。ソーラーもある(右下)
左下は手袋など冬物を扱うお店が集まっている。
左下は、第3期ビルにあるランジェリーショップとストッキングのお店が集まっている。
左下は、ちょっと珍しいデニム柄のスパッツ。
セクシー!!
(右)ソックス売場。一足20円くらいで、2000足から購入できる。
お店では、子どもが勉強している。
長い通路。行けども、行けども先が見えない。
子どもが一人で留守番。パソコンゲームでもしているのかな?
(左)新しい第3期のビルの吹き抜け。
義烏の街の様子
義烏の街は、市場のほかには何もないところと思っていたが、近代的なオシャレなブティックなどがあり、繁華街もきれいなお店がたくさんあって賑わっていた。また、車は高そうな新車がたくさん走っていてビックリ。また、ここ義烏には韓国人、アラブ人が多く、韓国街があり、多くのアラブ人は買い付けはもとより、義烏で商売を行っている。
なお、むせかえるような暑さの中で、夜は屋台のお店が出て串焼きを売っていたが、暑くてとてもじゃないが食べる気はしない。
上海・義烏を含めて、日本人に会ったのはほんの数回。
余談だが、前回行ったツアーで、体に湿疹ができた方がいて、夜間診療で見てもらったところ、診察費は、かなり高額になると思いきや、何とたったの64円。 驚いた!!
道路の中央分離帯には、必ずと言っていいほど樹木などの緑地が施されている。また、歩道には車の駐車スペースがある。と言うことは歩道に車が入ってくるのだ。一般道はもの凄いスピードで車が走り、危険な割り込みなども多い。一言で言えば、マナーは最悪。歩道もバンバン車が走る。
最悪は、われわれを乗せたバスが、ホテルの前の5車線道路を、何と逆そう。信号で車が少ないとは言え、2~3台よけて交差点に入ったのにはビックリ。と言うか恐ろしい。
左の写真。こうまでしないと、持って行かれてしまうのか?
義烏は建設ラッシュ。特にホテルやマンション(団地?)の建設が目に付く。下の写真は福田市場の前の様子。
右下は、義烏の繁華街にある串焼きの屋台。見るからに暑そう。
左下は、屋台の一角で、何をしているのかと思いきや、ネイルアートを行う女性たち。
義烏にある洒落たブティック。また、高級車が多く目に付いた。
義烏の繁華街。ここの一角で夕食を取った。
レストランの入り口。左はレストランの窓から見た景色。
市場をいっぱい歩いたので、お腹はぺこぺこ。美味しくいただいた。
義烏の変わった乗り物と街の風景。
車が止まってくれず、道を横断するのは命がけ!!
最後に、この時期に中国に行ったので、1日だけ上海万博を視察。人気の中国館や日本館は4~5時間並ぶので始めから見るつもりはありませんでした。ただ、中国館の前で記念写真が撮れれば良いぐらいの気持で行きました。
幸にも40度の暑さは避けられました。おおよそ30度くらいでしょうか。また、とにかくだだっ広い!! 歩いては移動できないので、バスを使っての移動です。
パビリオンを見たのは2カ所だけ。まず、世界で2番目に人口が多いインド館が割とすいてそうだったのでな並んでみました。
危惧されていた割り込みはまったくありませんでした。また、ゴミの問題も、列の回りに多少飲食物のゴミはありましたが、思っているほどではありませんでした。
来ている方たちは、断然に中国人が多く、そのほかはアジア近辺の方たちだと思います。欧米人は見ませんでした。
それと、会場内に吉野家の牛丼があるのには驚きました。
左の写真は、万博会場のゲートです。昼過ぎにいたのですが、なぜかガラガラでした。こんな時間に来る人はいないのかもしれません。 右は入場審査。
入場すると、目の前に巨大な中国館が現れる。
右は、タイ館。
左は、日本食レストラン。右はキューバ館。
左は、ドイツ館。
これは、扇風機の付いた帽子。もちろん、義烏の福田市場にありました。日本でも来年当たりブームになるかも? 乾電池式とソーラーシステム型がありました。
いよいよ、1時間並んでインド館に入場!!
ほんの少しだけ期待を下のですが、やっぱり・・・・・・
がっかりして、インド館を後にした。次はどこへ行こうか彷徨っています。
ベトナム館。
無料の飲料水が湧き出るところ。中国は真水は飲めません。でも、万博会場の中には、何カ所にこのような無料の飲料水があります。
スリランカ館は人気がないのか、人は並んでいません。入ってみましたが・・・・
思ったとおり、悪い意味で期待を裏切りませんでした。
何と、万博会場に吉野家が!!
牛丼一杯350円、大盛り420円、サラダやいろんなモノが付いたセットは950円。
日本より高くありませんか。茶碗蒸し 70円。みそ汁80円。サラダ120円でした。
この時期、子どもたちは夏休みで、いたる所でこのような団体が見られた。
日本料理での会食!!
一日は、上海の繁華街にある日本料理屋「大漁」で会食した。
店内は、満席。日本酒もあり、キリンビールもあった。しかし、キリンビールは中国で国内用に製造されているようで、日本ではこのラベルは見たことがない。また、アルコール度数もかなり低い。
料理は、刺身はもちろん、てんぷら、唐揚げ、鍋、そして土瓶蒸しまであった。
料金は、料理頼み放題、お酒のみ放題で2200円!! 安いね!! 味も良い!!
大満足である。
上海のホテル。
義烏の滞在ホテル「銀都酒店」
義烏に滞在中に宿泊したホテルです。「酒店」とはホテルを意味します。
銀都酒店は大変大きく室内外装飾も立派な高級ホテルでした。
朝食はバイキング形式で、いろいろな食材が揃っていました。
上海滞在中のホテル「青松城大酒店」
ここも素晴らしいホテル!!
ホテルの窓から見た景色です。
上海の摩天楼の夜景
「外灘(バンド)」「浦東プートン)」
ここは、上海の摩天楼と呼ばれ、川を挟んでと「浦東」の各地区がライトアップされ夜景の名所となり、おびただしい観光客を集めている。「外灘」地区は、イギリスが統治していた時代に商業地区として栄えた租界時代の西洋建築が残され、ライトアップされている。その建物は、銀行や証券会社として今も使われている。
対岸の 「浦東」地区は、アジアの金融の中心を目ざして、金融関連の個性的なビル群が建ち並び、マンハッタンを彷彿とさせる。斬新な景観を持つこのエリアは、発展する上海の象徴と言える。
タクシーで向かう途中のビル。
徐々に人が多くなってくる。こんな人の群れは、日本でもあまり目にしない!!
ライトアップされた外灘地区にある歴史的建造物。租界時代の建物だが、銀行や証券会社として今に使われている。
遠くて、写りは悪いが浦東地区にある、発展する上海を繁栄する近代的ビル群。
昼間は、右のような景観。
左は外灘地区景観。右は夜景を見に来た観光客目当てのみやげもの店。どのお店も人だかりで大繁盛。売っている商品は、義烏市場にあった商品ばかり。右写真手前の黒いケースにはペア時計が入っている。
時計は、ペアーで5000円くらい。とにかく、どこも人人人・・・・・・
タクシーを捕まえて帰ろうかと思ったが、タクシーが捕まらない。仕方なくしばらく歩いたところで捕まえることに。途中で路上演奏する人たち。
ホテル近くのコンビニ。確かセブンイレブン?
日本とそん色がない。夏だが、売れるのか?おでんが売られていた。
上海高級百貨店「久光」を視察
地下鉄に乗って「静安寺」という駅で下車して高級百貨店「久光」を視察。駅名のとおり、観光地として「静安寺」というお寺がある。われわれは外から少しだけ眺めて、百貨店に向かった。
特に、地下の食料品を視察したが、日本の食材の高さに驚く。
お寿司8カンで600円、リンゴ400円、モモ700円、カレールー「とくまろ」370円、日本では特売で197円で売られている。ククレカレー300円、豆乳500円、バターのカロリーハーフ380円、めんつゆ1000円、ポン酢750円、納豆3パック入り450円、乾麺のそば560円、サトウのご飯300円、缶入りのミートソース600円、カップ麺の「どん兵衛」250円、カップ焼きそば「UFO」260円、ただし、中国生産の「UFO]は60円。歩手とチップ500円など・・・・日本と比べてもかなり高い。でも、富裕層が増加する中国では、「安心」「安全」「美味しい」と言うことで、よく売れている。
地下鉄の切符を買って出発!
地下鉄に乗って感じたことは、立っている高齢者を見ると、若者たちが立って、すかさず席を譲ってくれる。さすが儒教の国、中国。
観光地「静安寺」到着。だが、われわれは、百貨店に直行。
1階は日本と同じように、ブランドの化粧品が並ぶ。なぜ、1階に化粧品かというと、ほかの階にはいると、ににおいがこもってしまうため。
すそが、だらしない。中国ではこのようなことが多いかも。細かいところに目がいかないところがある。
右の写真は地下鉄の車輌。車両番号や製造番号、修理年月日が空白のまま。管理されていないのでは??
上海の街の様子
成長著しい上海。さらに万博が後押ししている。しかし、万博が終了したら不動産を始め、経済は若干は落ち込むのでは? また、さすがの中国も世界不況の影響を受けるのではと懸念する。しかし、発展を継続してもらわなくては困る。
上海駅前は、万博に行くためにタクシー待ちをする人が大勢いる。2~3時間は待たされるのでは? 日本では、タクシーが駅前に客待ちのために長蛇の列。それが上海では逆転する。日本のタクシー運転手さんは、さぞうらやましがることか!!
ただ、車の運転は荒い。われわれを乗せたバスは、何と5車線の道路を近道するために。70メートルほど逆送した。映画などで良く見るが、何と現実に起こるとは。度肝を冷やした。日本では、田舎でたまに見る化石化しつつある暴走族も、中国では、恐ろしくて暴走できないであろう。
上海の街は、ゴミもなくキレイだ。しかし、路地裏にはいると昔の中国を見るが、格差というか、急成長しているのでこれは仕方のないことだと追う。
そして、一つ気がついた。中国でイヌやネコをペットとして飼ってるのを一度も見なかった、しかし、イヌなどを室内でペットとして飼うことが少しずつブームになっているという。一人っ子政策で子どもたちが独立したら、ペット市場は巨大なマーケットになるだろう。
上海のホテルの窓から見た景色。
街の様子。右の写真のタイヤに付けられたカギ? こうまでしないと持って行かれるのか??
セブンイレブン。日本と変わらない。右は万博のアンテナショップ。
上海の街。
道路は車が一杯。歩道側の斜線は二輪車専用車線。
キングアドの生井勲男先生による、平成22年7月5日~9日の4泊5日の中国の義烏および上海万博の流通視察セミナーの報告を終了いたします。
約500枚の写真を掲載し、視覚的に訴えました
生井先生は中国はじめ、アジア全般、アメリカの流通にもに大変詳しい方です。セミナーも毎年何回も実施されております。興味を持たれた方は、ご一報ください。
日専連 宇田
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